ゆうまがサッカーを始めたのは、2年生になったばかりの4月でした。
私自身、サッカー用品を一緒に買いに行ったのはなんとなく覚えていますが、練習を見に行った記憶はありません。
というか、見に行っていないというのが正解です。今考えるとダメな親父だったと思います。
ゆうまが長万部サッカー少年団に通い始めて約半年が経った11月、長万部で室内の大会が開催されました。
たまたま見に行ったこの大会が、私たちにとって大きな転機となるとは思いもしませんでした。
今では合同チームとして試合に参加している今金サッカー少年団との対戦で、ゆうまは人生初ゴールを決めました。大会を通して長万部チームの唯一の得点を決めたことで頂いた、優秀賞の賞状が全ての始まりです。
今見直してもかっこいいとは言えないゴロゴロシュート。球を追いかけ回すだけ。結果は1対7で大敗。
でも、ダメ親父を勘違いさせるには十分な結果でした。とてもワクワクしました。ゆうまは謙遜していたのか、シュートを決めた時も、賞状を頂いた時も首かしげてましたけども。
今考えると私の方が勝手に火がついただけだったのかもしれません。サッカー面白いなーと思った最初の記憶です。